京葛籠（京つづら）

念願のつづらが届きました。

ずっと欲しくて先日京都に遊びに行った時に職人さんを訪ねて注文してきました。昔は衣装（着物）を入れる為にどの家庭にもあったようですが話を聞くと今はお相撲さんとか歌舞伎界の人が着物を入れるのに注文するくらいだそうです。

大きさも色合いも特注です。私が注文したのは防虫の柿渋を塗っただけのもの。きっちんでタオルや手ぬぐいを入れる為に注文しましたが昨日から豆やら雑穀やら封の開いてないものを入れてます。柿渋の匂いはどこか懐かしい・・・

豪華なものは柿渋の上にカシューナッツの樹液を塗ったり家紋を入れて貰ったりですが柿渋のものは年数が経つと色が飴色に変化しとてもイイ感じになるのです。本体は京都の竹を１年寝かせたもので組み合わされ和紙を貼りのりはタピオカ粉と柿渋を混ぜたものです。補強の為に蚊帳も貼ります。外張りは何百年経っても修理してもらえます。ってことは本体もそれだけ丈夫だと言う事です。最近気付きましたが私は古い懐かしいものが好きなんだと言う事。新しくキラキラしているものより歴史の感じられるものや背景を想像できるものが好き。職人さんはとても優しい人で色々と説明してくれそのやり取りもまた良いものですね。また違った大きさのものを注文したいなぁ～♪日本の技、伝統工芸って素晴らしいと再認識しました。

昔の風景みたいですねぇ～ううぅ～ん。癒される★