雑穀の会の後は初めて参加する渋谷マメヒコさんでの『豆サミット』どんな内容か全く知らず19時~22時の3時間北海道遠軽地域の豆のお話とそれ以外の色々なお話を聞いてきました。
右にいらっしゃるのがべにや長谷川商店の長谷川清繁さん
左は服部行夫さん
お二人のお付き合いは長くとても息の合った楽しい豆の話と諸々話を聞かせて下さいました。もう一瞬でファンになるほど魅力的な方でした♪♪
何だか日本昔話に出てくる優しいお父さんの感じです・・
どちらにしても今年は100年に一度の凶作で4反蒔いて8俵しか収穫が無かったらしい・・この表現が私にはピン!!と来ないけど小豆は1000坪で1㌔の収穫しかなかったそう・・・これなら何となく想像が付く。
服部さんが『農家はバクチ』って仰ってました。全て作業や工程・労力が同じでも報われない時もある。本当に自然相手なのです。私だったらこんな現実耐えれるんだろうか・・・・??ととても考えさせられましたが服部さんも長谷川さんも穏やかなお顔でした。お豆を毎日食べおられるから穏やかなのか・・・・・・
原因は日照時間の短さと雨の多さです。豆に必要な紫外線が当たらず地熱も上がらす大変だったそうです。雨の多さでヌカルみ雑草を抜く事が出来ず豆が上手く育たなかったとの事。豆より雑草が大きくなるともう駄目なんだそうです。蔓のあるものは草を伝って大きくなるので少しの雑草でも大丈夫らしいのですが小豆は『蛇も通すな・・・』という言葉があるくらい繊細なものらしいのです。花を落とすと実にならないから。との事です。ほかに色々とお話してくださいましたが全部書くと恐ろしく多くなるので抜粋しました。毎日のように豆に関わり豆を食べておられるお二人のお好きな豆は長谷川さん(貝豆)服部さん(本金時)らしいです。
こちらは『にお積み』という乾燥方法です。
こちらは『棒積み』という乾燥方法。どちらも自然乾燥ですが棒積みのほうが風通しが良く乾燥が早いので味がいいらしいです。
そもそも自然乾燥をされているところも少ないらしい。
常に食べる方のことを考えトラクターなどを使わず鎌で刈り取る。豆に土が付いてこないし豆を粗末にしない為・・・今年の豆は出来てもお客さんに申し訳ない・・・小さかったりするので煮え方が違う為・・・など豆や食べる方への愛情がヒシヒシと伝わりちょっと泣きそうな気持ちになりました。遠軽のお豆は私も頂いていて本当に美味しいって思ってました。その理由が少し分かったような気がしました。ホントに貴重なお話を沢山聞けました。
オーナーの井川さん・能楽師の関根さん・空間デザイナーの北田さん・服部さんの奥さん・長谷川さんご一家本当に素敵な方たちばかりでした。美味しい前川金時のチマキと白花豆のプリンも頂きました。
北海道の一部地域では甘く煮た豆をそのままもち米と蒸すので粽は甘いらしいのです。ちょっとびっくりしたました。このチマキはおやつのように甘いのです♪もち米に色が付いているのは豆の色が付いているからです。
結構巨大プリンでしたがあっさりと美味しくペロッと食べてしまいました(笑)下に敷いてあるのは小豆の薄甘煮です。
参加されてた能楽師の関根さんが少し演目の一部を見せてくださいました☆
実は私大学生の頃『能楽』を専攻してまして少し勉強したことがあります。その勉強したことのある演目の一部だったのでとても懐かしく見ることが出来ました!!ああぁ~こんな所で能が見れるなんて・・・・
帰ってきたら急に遠軽の豆炊きたくなって夢中で炊きました(笑)
やっぱり美味しかったぁ~♪
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